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手紙、手書き、言葉のセンスと文章力を高める手紙文化振興協会

【ビジネスシーン】手紙の書き方コラム

送付の資料に添えるひとこと

 

書類や資料の送付の際にはパソコンで作成した送付状に追加して、

一筆箋で「ひとこと」添えるだけで受け取る相手の印象はとてもよくなります。

結果として、信頼関係が深まり、よりよい関係を築くことができますよ。

 

送付のひとことは、いつも同じ文章になってしまいがちですが、

手書きのひとことが書き添えてあるだけで相手に喜んでいただけていますから、

同じ文章でも、自信をもって書きつづけてください。

 

【文の構成】

① あいさつ、日ごろのお礼

② 送付する内容について(書類、契約書、請求書、納品書など)

③ 今後につながる言葉

 

【③今後につながる言葉の例文】

・また一緒にお仕事ができる日を楽しみにしております。

・またお手伝いできることがあればお声がけください。

・ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せください。

 

③は送付する内容で使い分けてください。

 

ライター:手紙の書き方コンサルタント 西川侑希

ビジネスシーンでの食事のお礼

 

 

取引先の方との親交をより深めるために、一緒に食事をする機会を持つこともありますよね。

会食の機会を得られたこと、 ごちそうになった場合はそのことに対する感謝を伝えましょう。

 

文の構成は

 

① 日ごろのお礼

② 食事のお礼(時間を作ってもらったことへのお礼)

③ 食事をして感じたことやその時の話題

④ 今後につながる言葉

です。

 

食事の際の話題などは相手が「一緒に過ごしてよかった」と思える、ポジティブなものを選んでください。

勉強になった話や相手の趣味の話などがいいですね。

また、「〇〇の件、よろしくお願いします。」などといった背景は書かず、食事のお礼・感謝のみを伝えましょう。

 

【食事をして感じたことやその時の話題の例文】

・普段では聞けない話などもあり、おいしい料理と共に楽しい時間を過ごすことができました。

・いつもとはまた違った雰囲気の中みなさまと楽しい食事ができましたこと、うれしく思います。

・ゴルフの話をまた詳しく教えてください。

・詳しいお話をうかがうことができ、とても勉強になりました。

 

【今後につながる言葉の例文】

・今後ともよろしくお願いいたします。

・後日、お返しをする機会をいただけたら幸いです。

・今後とも、よりよいお付き合いをお願いいたします。

 

シチュエーションに合わせて、組み合わせて活用してくださいね。

 

 

ライター:手紙の書き方コンサルタント 西川侑希

担当者変更の挨拶(新担当者向け)

 

こんにちは。秋の気配を感じるようになりましたね。

「9月」ということで、異動や担当変更の際に書く手紙の例文です。

参考にしていただけたら幸いです。

 

【文の構成】

① 日頃のご厚情に対するお礼

② 担当変更のあいさつ

③ 気合のひとこと

(ポジティブな、相手に向けた抱負を書きます。)

④ 今後につながる言葉

 

②、③の差し替え例文は下記の通りです。

組み合わせて活用してください。

 

【担当変更のあいさつ】

・このたび、御社の担当となりました××××と申します。

・ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。

このたび御社の担当に加わりました、××××と申します。

・先日はご挨拶の時間をいただき、ありがとうございます。株式会社〇〇の××××と申します。

・弊社××××の後任の××××と申します。平素よりよくしていただき、ありがとうございます。

 

【気合のひとこと】

・至らぬ点もあるかと思いますが、努力いたします。

・お手伝いできることがありましたら、いつでもお申しつけください。

・よいご提案ができるよう、しっかり取り組みます。

 

 

ライター:手紙の書き方コンサルタント 西川侑希

 

 

 

ビジネスシーンでの暑中見舞い、残暑見舞い

 

全国的に梅雨が明けましたね。本格的な夏がやってきます。

日ごろお世話になっているお客様、お取引先の方へ感謝の気持ちを伝えるために、暑中見舞い、残暑見舞いを書いてみませんか。

普段メールやSNSしか使っていない方も、暑中見舞い、残暑見舞いならはがきに数行、書くだけです。

近年ではほとんど見かけなくなったからこそ、相手の心に響きやすい手紙です。

涼しげな絵柄や文面で、お相手に涼を届けましょう!

ぜひ、取り組んでみてください。

 

【暑中見舞いと残暑見舞い】

暑中見舞いは小暑(7月7日)から立秋(8月8日)まで届くように出すのが一般的で、 立秋(8月8日)を過ぎると残暑見舞いとなります。

残暑見舞いは8月いっぱいまでに出すのが目安です。

 

【文の構成】

① 暑中お見舞い申しあげます/ 残暑お見舞い申しあげます

② 書き出しのフレーズ(健康、近況を気づかうひとこと)

③ 本文

④ 結び

 

以下では、②、④の例文を載せておきます。 組み合わせて活用してください。

 

【書き出しのフレーズ/暑中見舞い】

・今年も暑い夏がやってきました。夏の陽射しが御社の発展を後押ししているようですね。

・夏本番です。お元気にお過ごしですか。

・ビールがおいしい季節になりました。ご無沙汰しております。

・空に向かって元気に咲くひまわりのように、御社のみなさまもお元気にお過ごしのことと存じます。

・目もくらむような暑い日が続きますね。いつも大変お世話になり、ありがとうございます。

 

【書き出しのフレーズ/残暑見舞い】

・秋の訪れが待ち遠しいですね。みなさまお変わりありませんか。

・まだまだ暑いですが暦は立秋をむかえました。いつもお世話になり、ありがとうございます。

・お盆休み(夏休み)はいかがでしたか。

・晩夏の候、ますますご隆盛のことと存じます。

・8月も残りわずか。例年にない暑い日が続いておりますが、御社のみなさまはお元気でご活躍のことと存じます。

 

【結びのフレーズ/暑中見舞い・残暑見舞い】

・どうかご自愛ください。

・またお会いできる日を楽しみにしております。

・暑さに負けず、元気に過ごしたいですね。

・お体を大切になさってください。

・元気に秋を迎えましょう。

 

 

ライター:手紙の書き方コンサルタント 西川侑希

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