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手紙、手書き、言葉のセンスと文章力を高める手紙文化振興協会

徳島新聞社販売店「みつわ会」さんに聞く、一筆箋営業について

徳島新聞社販売店「みつわ会」さんに聞く、一筆箋営業について

 

今回は徳島新聞販売店の店主夫人の会「みつわ会」から5人の皆さんにインタビューさせていただきました。


昨今、新聞販売店は非常に厳しい業種だと言われています。そうした中、徳島新聞販売店・店主夫人の会「みつわ会」のみなさんは、一筆箋やおすすめ記事に添える手書きのひと言をフル活用して、大きな成果を上げています。

手書きによっていかにしてお客様との信頼関係を築き数字につなげているか、さらには店主(ご主人)を支える女性の働き方という視点からも、興味深く話をうかがいました。 


■むらかみ 

さっそくですが、いつも仕事でどのように「手書き」を活用していますか。


●みつわ会 

新聞販売店ですから、新聞を読んでいただくご家庭を1つでも増やしたいという思いと、現在購読中のご家庭に1ヶ月でも長く継続していただきたいという思いがあります。


そのために、たとえば、試読紙の申し込みを受けたら、翌朝、必ず手書きのメッセージを添えて配達しています。購読の申し込みを受けた翌朝も、必ずお礼の言葉を手書きで添えています。

ほかに、イベントや抽選等の申し込みを受けた翌朝、悪天候で配達が遅れてしまったときの翌朝、さらには、地方新聞には結婚や出産のお知らせが載ることがあり、それらの記事をラミネート加工して記念にお持ちするときなど、ことあるごとに手書きでメッセージを添えて配達しています。



■むらかみ

それはすごいですね。そうした新聞配達時に一筆箋を使って手書きのメッセージを添える活動は、いつ頃からはじめたのですか。


●みつわ会

10年くらい前でしょうか。最初のうちはどんなふうに書けばいいか不安やわからないことばかりでした。

2015年にむらかみかずこ先生に初めて指導を受け、「こういうときはこうした言葉で」「こんなふうに、こんな紙を使って、こんなレイアウトで、こんなふうに工夫して」と具体的に教えてもらってからは、一気に書く枚数が増えました。



■むらかみ

みなさんが日頃、書かれている一筆箋を見ると、「紙」「ペン」「文章」「文字」すべてに気を配っていることがよくわかります。具体的にはどんな工夫を心がけていますか。


●みつわ会

書きはじめたばかりの頃は「こんなふうに文章を書いたら失礼なんじゃないか」「文字もヘタだし」「笑われないかな?」そうした不安で頭がいっぱいで、なかなか書く手が進みませんでした。

むらかみ先生には「文章も大切だけど、見た目を工夫することも同じくらい大切」「楽しみながら書くことで、自然と読み手によい印象が伝わる」と教えてもらいました。

それ以降は手書きするにあたってのストレスが格段に減り、徳島新聞のキャラクターが描かれた一筆箋を使ったり、ペンやシールで明るさをプラスしたり、イラストを添えたりして、もらってうれしい1枚になるよう心がけています。

また、「なんて書けばいいのだろう?」と文章で悩まないように、「こういう状況のときにはこの文例」とサンプルをファイリングして、すぐに確認できるようにしています。



■むらかみ

わたしも毎朝、新聞を読むことを習慣にしており、新聞を楽しみに待っている人の気持ちがよくわかります。地方で暮らす一人暮らしの人や年長者はなおさらでしょう。

当たり前のように毎朝、届く新聞ですが、それは配達してくれる人がいるからこそ。手書きのひと言によってその存在を強く意識するようになれば、毎朝の楽しみを通り越して、それこそ生活になくてはならないものになるはずです。

実際に書かれていて、成果についてはいかがですか。



■みつわ会

むらかみ先生に教えてもらった方法で手書きしていたら、お客様から「ありがとう」「手書きでメッセージを添えてもらって、うれしかった」という声が次々と聴こえてくるようになりました。

また、店主がお客様のところに購読のお願いに行くと、笑顔でドアを開けてもらえ、話を聴いてもらえるようになったそうです。

「お客様に喜んでもらっている」「店主の力になれている」そう実感できることがうれしくて、現在はおすすめ記事をピックアップしてメッセージを書き添えるなど、どんどん手書きのバリエーションが広がっています。

それは数字にもあらわれていて、以前と比べて新聞購読を止めてしまう人の割合が3~5割ほど減った販売店もあります。厳しい時代ではありますが、新規購読者の数も少しずつ増えています。



■むらかみ

お客様に喜んでもらい、ご主人に感謝してもらい、収入も増え、うれしいこと尽くめですね!

女性は「対面での営業」や「セールス」に苦手意識を抱く人も多いですが、コツコツ手書きすることなら自分のペースでできます。相手の喜ぶ姿を思って言葉を手書きしていると、自然と意識が前向きになり、仕事が楽しくなります。女性ならではの心配りが随所に感じられる素晴らしい姿勢であり、強力なサポートですね。


●みつわ会

家業を続けていくにあたり、私にもできることがあることに気づけ、店主の仕事を手伝うことが楽しくなりました。もっともっと幸せになりたいので、これからも手書きする枚数をどんどん増やしていきたいと思っています。



【インタビューを終えて】

徳島新聞社からはこれまでに3回、研修講師として招いていただきました。

以前に聴いた言葉でとりわけ強く印象に残っているのが、「営業は苦手だけれど、一筆箋を使えば、そんな私でもお客様に喜んでもらえ、売上に貢献できると気づいた」というものです。

一筆箋を使った手書きのひと言によって輝く方法を見つけたみなさん。仕事も人生も、これからもさらに豊かに発展していくのでしょう!


【写真】

 

右から順に、重村喜久子さん、山本佳代さん、野口和代さん、むらかみ、久米留美さん、多賀賀代さん




■お客様の心をつかむ!手書きのひと言実践研修



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