古川紙工・古川慎人さんに聞くそえぶみ箋の魅力

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古川紙工・古川慎人さんに聞くそえぶみ箋の魅力

古川紙工・古川慎人さんに聞くそえぶみ箋の魅力

 

岐阜県美濃市に本社を構える、和紙製品メーカー/古川紙工株式会社。 


今回はその古川紙工株式会社、代表取締役、古川慎人さんに、美濃和紙の魅力や話題の商品「そえぶみ箋」についてお話をうかがいました。
創業は今から180年前の江戸後期、ペリーが黒船に乗って浦賀港に着く20年近く前の天保6年(1835年)までさかのぼります。


むらかみ/

まず、美濃和紙の魅力について教えてください。

 

古川社長/

美濃和紙には約1300年の歴史があると言われています。

201411月には細川紙(埼玉県)・石洲半紙(島根県)と並び、本美濃紙の「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)によって、無形文化遺産に登録されました。

日本には越前和紙、土佐和紙、伊予和紙など、和紙の産地がいくつもあり、中でも美濃和紙は、産地全体で「美濃和紙を次の世代に継承していく」活動に力を入れていると言えるのではないでしょうか。

 

むらかみ/

若い職人さんもいらっしゃるそうですね。ユネスコの無形文化財遺産登録がきっかけになり、和紙の魅力が世界中で、また日本国内においても見直されていくとしたら、本当にすばらしいことだと思います。

洋紙と比較して、一般に言われる和紙の優れている点は、どんなところですか。

 

古川社長/

和紙の優れているところは、ひと言でいえば、丈夫で長持ちするところです。

「洋紙は100年、和紙は1000年」という言葉があります。奈良の正倉院には1300年前のものと言われる和紙が残っており、「正倉院文書」の戸籍用紙が美濃和紙であったことが記されています。

和紙は文字を書く以外に名刺、水引、包装紙、壁紙、照明器具、ふすま、障子、絵画など、その用途は実に広く、文化財の修復等でも使われています。

 

むらかみ/

和紙というと、ざらっとした肌触りや独特の風合いが魅力ですね。

若い世代の中にはあまりなじみがないと感じる人もいるようですが、御社の商品はデザインが親しみやすいものが多く、価格も手ごろで手にとりやすいと感じます。

とりわけ、最近は「そえぶみ箋」が話題ですね。

 

古川社長/

9年前に発売を開始した当初は想像していなかったのですが、現在は年間で35万冊(個)ほど売れています。

2015年夏からは郵便局での発売もはじまりました。

 

むらかみ/

それはすごい。大ヒット商品ですね。

御社のデザイナーさんもおっしゃっていましたが、ワンポイントのデザインがおしゃれ過ぎず、素朴な味わいがあって、和紙独特のどこかなつかしい感じにも、思わず目が留まるのだと思います。

 

古川社長/

スタート当初はデザインもほんの数種類だったのですが、201512月現在で250種類ほどバリエーションがあります。これからさらに増やしていきますよ。

 

むらかみ/

1冊300円(税別)と価格も手ごろなうえ、手に取りやすい手のひらサイズです。売り場で目にしたら、手書きに慣れていない人や、若い世代もなんとなくほしくなるのではないでしょうか。

その「見かけたら、なんとなくほしくなる」「つい買ってしまう」という感覚が、手書きの魅力や価値を実感するきっかけになるといいなと思いますね。

 

また、「そえぶみ箋」もそうですが、わたしは御社のいろいろある商品の中で、富士山がモチーフになったものが特に好きです。

富士山という日本を象徴するモチーフと美濃和紙のあのざらっとした風合い、和紙独特の質感が、なんともしっくりくるように思います。

さらに、万年筆で文字を書いたときのインクのにじみ具合も最高です。

 

御社の商品を目にしたり、実際に使ったりすることによって、これまであまり文字を手書きしたことがなかった人も、和紙の魅力や「文字を書いて伝える」という文化を身近に感じてもらえるのではないでしょうか。

 

古川社長/

世の中がデジタルに移行していく中、いま大切なのは、人と人とのつながりや日本人ならではの感性です。

季節を感じながら相手を想い、書くときを楽しむ、その文化はこれから先もずっと続いていきます。

古川紙工は、紙を通して、この大切なものをつないでいきたいと考えています。紙の機能を活かして、紙でなければできないこと、紙の新しいカタチを発信していきます。

 

むらかみ/

ありがとうございました。

 

 

 

古川紙工株式会社

岐阜県美濃市御手洗23

電話/0575-37-2319

http://www.furukawashiko.com/



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